多くのリクルーティングコンサルタントは、クライアントや候補者様の中長期的なビジョンやキャリアよりも、自身の成果に目を向ける傾向にあります。
私はこの仕事について以来、そういった信頼関係が生まれない仕事の進め方に、疑問を持ち続けてきました。そこで、クライアントや候補者様と真摯に向き合い、信頼関係を築きながら仕事をすすめてきました。

様々な企業の経営者層の方々とお取引をさせていただく中で、印象的な出来事がありました。それは信頼できる経営陣がいない企業は、中長期的な成長は望めないと思わざるをえない出来事でした。
以来、単に、成長が著しい企業とお取引をするのではなく、成長が著しいかつ、信頼できる方が経営の場で主体的に活躍している企業とお取引がしたいと考えるようになりました。
これは最終的には、候補者様との信頼にもつながることだと思います。

私たちはクライアントとの「信頼」同様に、候補者様との「信頼」も重視しています。例えば、候補者様にとって必要ない案件を紹介することはありません。候補者様の貴重な時間を無駄にしたくないからです。
また、単に話題の企業だからという理由だけで、案件をご紹介することもありません。中長期的に成長する企業をご紹介しております。それは、候補者様のキャリアにプラスとなる本当に意味のある案件だと思うからです。
中長期的に成長していく企業でキャリア形成することは、候補者様の今後のご活躍に必要なファクターとなります。その業界の中で貴重な人材となり、良いキャリアを築くきっかけとなるのです。
このように、候補者様の今後に新しい価値を構築するようなご提案が候補者様との「信頼」をつくると考えています。

そして最後にコンサルタント間での「信頼」についてお話しします。リクルーティング業界のコンサルタントの多くは個人主義に走ることが多く、チームワークという概念は十分に浸透していません。これが、クライアントや候補者様への不誠実な対応につながってしまうのではないかと思っています。
そのため、弊社では社内のどのコンサルタントの担当クライアントなのか、候補者様なのかといったことは関係なく、あくまでも弊社でお取引のあるクライアントや候補者様すべての皆様の発展のために、コンサルタント同士が互いにアドバイスを行いながら、尽力しています。コンサルタント同士の信頼はクライアントや候補者様への信頼を築く土台になると考えているからです。
クライアント、候補者様、コンサルタントそれぞれが信頼でつながってはじめて最高のサポートができる、そう信じています。